教育基本法の国会審議で感じること

公治現場の写真

街や会合でお会いする皆様から、相次ぐいじめによる子供の自殺、学校関係者の自殺に関して悲嘆の声を耳にし、本当に痛ましくやり切れませんがご冥福を静かに祈るばかりです。そんな中、折しも今臨時国会で「教育基本法改正」の審議がされ、過日・衆議院を通過しました。その法案の採決に民主党が欠席したことについて「なぜ?」の意見を沢山いただきました。その理由は大きく2つございます。

一つは、いじめ事件・タウンミーティングでのヤラセ発言・必修科目未履修の問題が相次ぐのを受け審議を充分しようと提案したのに、皮肉にも決められた時間が来たことを理由に審議が打ち切られたこと。

もう一つは、審議の延長を野党が与党に求めた場合、議会の多数決の原則からいくとこの方法を採らざるを得ないということ。採決に出席すればこれまでの審議を認めたことになり、国会のルールではこの他にいい方法がないのが野党の立場なのです。

審議拒否と報道で聞くと、皆様の感想は「また民主党はただ反対するだけか」という印象を持つと思います。反対なら反対で国会議員なら国会に出て正々堂々と反対したらいいじゃないかとの意見もございますが、私はこの法案の重要性、いま起きている問題を考えると、“時間が来たから終わり” というのはどうかと思います。国民の皆様の関心が高まっている今こそが、集中的に審議し各党会派の考えを聞いていただく絶好の機会ではないでしょうか。 政府がいうように「この基本法はあくまで理念論だから法案が通ったから今すぐイジメが無くなるわけではない」と言うのなら、尚のこと今こそ議論を尽くすべきです。

大切なことは「なぜ子供たちが自らの命を絶たなければならいのか。原因は何か。親や家族、学校、まわりの人達はどうして気づいてあげられなかったのか。どうすればいじめの連鎖を防げるのか多くの人が話し合う機運を国会がリードしていくことが必要だと思います。 経済至上主義の風潮の中で子供たちが犠牲になっていませんか?その風潮を作り上げている原因は何ですか?一度、私たち大人一人一人が真剣に考えてみるべきだと思います。

現代は大人も子供も誘惑が多く自らを律することが難しい社会だと思います。 表現や出版、報道の自由は決して侵されてはなりませんが、守らなければならない枠組みは必要だと思います。 国会もキレイごとばかりを言っていると、テレビで国会をモチーフにした企画番組の方がマシだと言われても仕方がありません。

国権の最高機関として国会が機能するよう、私はまず議席の回復に全力を尽くし、改革に取り組む決意を一層強くしました。

佐藤こうじ

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